SERVICE環境事業

土壌汚染調査(法律や条例などによる土壌分析)

エスエスでは法律や条例、不動産取引関連、リスク管理などさまざまなケースに対応した土壌汚染調査サービスを提供しています。
地歴調査から土壌調査・分析、対策浄化コンサルまで行っていますので、お気軽にご相談ください。
(単に「法律」として記載しているものは「土壌汚染対策法」を意味しています)

環境事業

土壌汚染調査の概要・期間

土壌汚染調査はフェーズⅠからフェーズⅢまで、および汚染対策中や事後のモニタリング調査があります。
各段階でそれぞれ調査の目的、方法が異なります。当社では、すべての段階の調査を一貫して行うことが可能です。
また、一部分(例:「フェーズⅡ」のみ)の調査のご依頼にも対応しております。
※標準期間は、採取作業が1日で終了する程度の規模を想定しています

フェーズⅠ

事前資料調査(土地履歴等調査)7~10日間

  • 現地土壌調査の必要性の判断
  • 現地調査項目・範囲の絞り込み

土地利用状況の把握

  • 過去の地図・写真など
  • 登記簿謄本
  • 過去の調査資料
  • ヒアリング
  • 現状調査

フェーズⅡ

現地概況調査(表層調査)12~14日間

  • 土壌汚染の有無の確認
  • 土壌汚染の面的広がりの把握

フェーズⅢ

現地詳細調査(深度調査)12~14日間

  • 土壌汚染の深さ方向への広がりの把握
  • 土壌汚染対策実施のための対策範囲の確定

モニタリング調査

汚染の状況、対策方法により選択

  • 土壌汚染調査
  • 土壌ガス調査
  • ボーリングによる土壌汚染調査
  • 地下水調査
  • 土壌汚染対策の効果を確認するため
  • 二次汚染の防止のため

建設発生土調査項目と基準値

※表が切れて表示されている場合は横にスクロールできます

調査項目 基準値 定量下限地 単位
溶出試験:H3環告第46号 カドミウム 0.01以下 0.001mg/L
全シアン 検出されないこと 0.1mg/L
有機燐 検出されないこと 0.1mg/L
0.01以下 0.005mg/L
六価クロム 0.05以下 0.02mg/L
砒素 0.01以下 0.002mg/L
総水銀 0.0005以下 0.0005mg/L
アルキル水銀 検出されないこと 0.0005mg/L
PCB 検出されないこと 0.0005mg/L
ジクロロメタン 0.02以下 0.002mg/L
四塩化炭素 0.002以下 0.0002mg/L
1,2-ジクロロエタン 0.004以下 0.0004mg/L
1,1-ジクロロエチレン 0.1以下 0.002mg/L
シス-1,2-ジクロロエチレン 0.04以下 0.001mg/L
1,1,1-トリクロロエタン 1以下 0.001mg/L
1,1,2-トリクロロエタン 0.006以下 0.0006mg/L
トリクロロエチレン 0.03以下 0.001mg/L
テトラクロロエチレン 0.01以下 0.001mg/L
1,3-ジクロロプロペン 0.002以下 0.0002mg/L
チウラム 0.006以下 0.0006mg/L
シマジン 0.003以下 0.0003mg/L
チオベンカルブ 0.02以下 0.002mg/L
ベンゼン 0.01以下 0.001mg/L
セレン 0.01以下 0.002mg/L
ふっ素 0.8以下 0.1mg/L
ほう素 1以下 0.1mg/L
クロロエチレン 0.002以下 0.0002mg/L
1,4-ジオキサン 0.05以下; 0.005mg/L
含有量試験:H15環告第19号 カドミウム 150以下 5mg/kg(dry)
六価クロム 250以下 5mg/kg(dry)
シアン 50以下 5mg/kg(dry)
水銀 15以下 0.02mg/kg(dry)
セレン 150以下; 5mg/kg(dry)
150以下 5mg/kg(dry)
砒素 150以下 5mg/kg(dry)
ふっ素 4000以下 100mg/kg(dry)
ほう素 4000以下 5mg/kg(dry)
含有量試験農用地 砒素 15未満 0.5mg/kg(dry)
125未満 0.5mg/kg(dry)
  ダイオキシン 1000 pg-TEQ
PH 4.0~ 9.0  
  • ※指定に係る基準:この基準に適合しない場合は、調査対象地は原則として「指定区域」(土壌汚染地として管理の対象となる区域)となります。
  • ※溶出:土の中の有害物質がどの程度水(地下水)に溶け出してしまうかを示す濃度
  • ※含有:土を飲み込んでしまった場合に有害物質がどの程度胃酸に溶け出してしまうかを示す濃度